一戸建て住宅に住んでいました | 複数の不動産会社から査定額が出されるサイト | 売る際には専門会社選びをしっかりと行うことも大切
高齢の母が暮らしていた、そこそこ大きな家があったんですが、流石に母をいつまでもあの家で1人暮らしさせるのは危険ですし、
本人も足腰が弱くなってきたことを自覚しているのか、老人ホームへの入居を決めることにしたんです。
そこで困ったのが、母が居なくなった後の家の処分です。
建物を解体したとしても、土地がばっちり残りますし、何も使っていない土地のために高い税金を毎年支払い続けるのも馬鹿らしいですので、
不動産として売却することにしたんです。
良かったことに土地自体は古くから使ってきた場所なんですが、建物は建て替えたもので、まだ新しさがそこそこ残っています。
これならばそこそこの値段で売れる可能性があるんじゃないかと期待して、業者探しを開始してみました。
駅前に専門の会社があることを知っていたので、まずそこに訪れてみました。
実際に家まで出向いて査定を行ってくれるとのことでしたのでお願いしてみると、期待していたほどの査定額ではなかったんです。
一応査定をしてもらっただけで契約には至っていませんが、本当にこの会社に依頼しても良いのか、徐々に不安になってきました。
困ったときにはネットで検索すると解決しそうだと思い、早速調べてみると、不動産売却の業者の一括査定というサービスがあることを知ったんです。
自分はてっきり家を売るにはその地域の会社の店舗に訪れて査定を依頼するものだと考えていたんですが、今ではネットで色々な会社に対して一気に査定依頼ができるんですね。
本当に便利な世の中になったものです。
このようなサービスは当然ながら利用が始めてだったので、どんな風に依頼したら良いのかわからなかったんですが、
売りたい家がある地域やタイプなどの情報を入力するだけで、すぐに一括査定の依頼ができることがわかりました。
査定を依頼できる業者は、ある程度知名度が高いところが多いという印象です。
対応可能なところが4社くらい見つかったので、その全ての会社に査定依頼をすることしたんです。
机上査定と訪問査定の2つがあるんですが、実物をしっかり見て査定してもらいたかったので、訪問査定を選びました。
しばらくしてメールや電話で連絡が来ましたので、訪問査定の予定について打ち合わせをしました。
全て立ち会いですからスケジュール調整が大変でしたが、やっぱり実際に見てもらうと細かな部分までチェックしてくれるので安心感があります。
最終的な査定結果ですが、この内の2社が地元の駅前の専門の会社とあまり変わらない結果で、残りの2社は少し高い査定額をつけてくれました。
こうやって複数の業者に依頼すると、お得に売却できるところが明確になることが良くわかりましたね。
一括査定を利用した甲斐がありました。
ただ、高い査定額だけを基準にするのではなく、スタッフの対応や会社自体の雰囲気についてもよく比較して決めたんですが、
最終的に査定額が高かった2社のうち1社を選んで、依頼することになったんです。
専任媒介契約という方法なんだそうですが、この契約方法だと不動産情報がスピーディーに公開されるそうで、素早く売れる可能性が高まると教えてもらいました。
複数の相手と契約を結ぶと色々面倒そうでしたので、専任媒介契約を選んで良かった気がします。
業者が積極的に売り込んでくれたためか、最終的には査定額よりも少し高く売ることができたんです。
他のところを選んでいたら、もっと安く売ることになっていたかもしれません。
考えるのが面倒だからと、最初に向かった駅前の会社に依頼しなくて良かったです。
住宅ローンの残高が少ししかなかったですし、売却額から住宅ローンの支払いを済ませ、残った分は母が入居する老人ホームの資金にあてることにしました。